プロの通訳者になるためには?

INFシンガポールでは、現在、数百名規模の通訳者が登録しており、業界、案件の内容によって最適な通訳候補者を選定してあらゆる通訳業務に対応しております。

通訳業務は、異なる言語を使用する人同士のコミュニケーションをサポートするための、場合によってはビジネス、イベントの成功の可否に直結する大変重要な仕事です。今回からいくつかのテーマに分けて、通訳という職業を深掘りしてブログで紹介します。

本日のテーマはプロの通訳者になるために準備すべきこと、必要なスキルなどに焦点を当てて紹介していきます。
通訳者になるために必ず必要とされるわけではありませんが、多くの雇用主は、学士号以上の学位を持っているか通訳の正式なトレーニングを受講したことのある応募者を希望します。また、必要とされる分野での就業経験や知識が求められることが多い傾向があります。

2つ以上の言語で流暢に話せるスキルはもちろんですが、人前でも緊張せずに話せる冷静さや、臨機応変に対応する柔軟性も求められます。
そして一番重要なのが事前準備です。ベテランの通訳者になればなるほど、その重要性を理解し、準備に時間をかけます。

通訳者になるためには、まず2言語以上話せることが最低条件となりますので、通訳を目指している方で2言語をビジネスレベル以上で話せない方は、まずは語学の勉強をする必要があります。2言語を話せるようになると、通訳の学校に行くか実践で経験を積んでいくかの2つにわかれます。

実践で経験を積んでいく方を選択される方はボランティアをするケースが多いようです。もちろん、通訳の学校を卒業してから、ボランティアをされる方も多くいらっしゃいます。ボランティア活動をすることで、特定の分野での経験を積むことができ、通訳者志望者にとってスキルを磨くことができます。

ある一定の経験を積んだ後は、通訳会社(エージェント)にフリーランスとして登録し、エージェントから受注するケースが一般的です。
経験を積めば、クライアントから指名を頂くことも多くなってきます。コロナ禍における昨今では、リモート通訳の需要が高くなり、ITリテラシーやパソコンや端末機器に対するスキルや知識も必須となっています。

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